真言宗豊山派(しんごんしゅうぶざんは)
開祖:宗祖:
空海(弘法大師)、中興祖:興教大師
覚鑁、派祖:専誉僧正
本尊:
大日如来と
十一面観音
総本山:
長谷寺・奈良県
大本山: 護国寺 ・東京都
真言密教を大成した
弘法大師空海とその教えを受け継ぐ
真言宗の一派
江戸時代に専誉僧正によって興されました。全国に約3,000の寺院、約5,000人の僧侶、約200万人の檀信徒を擁する、
真言宗の中でも有力な宗団の一つです。
【教義の内容】
大日如来は、無限の智慧と慈悲をもって、あらゆるものを照らす根本の仏さまとされています。
真言宗では、
大日如来につながるさまざまな仏さまを信仰しており、それらはすべて大日如来の身を変えた姿であると考えられています。
教理として、六大(
六大縁起)の教え、
曼荼羅の教え、
三密修行と
即身成仏が有る。
教学として、
大日経と、
金剛頂経の2つで教えが説かれる。
真言宗の教義の中心となるのは「
即身成仏」という考え方です。即身成仏とは、現在の肉体のままで悟りを開いて仏になることです。

歴史:
1. 平安時代に
弘法大師空海が
真言密教を日本に伝え、
東寺や高野山を中心に広まりました
2. 興教大師による復興:
弘法大師の教えは一時衰退しますが、興教大師
覚鑁が復興させ、
新義真言宗の基礎が築かれます。
3.鎌倉時代に頼瑜僧正によって
新義真言宗が成立し、
根来寺を中心に栄えました
4.
新義真言宗から豊山派へ:新義真言宗が栄える中で、戦国時代の戦渦により
根来寺が壊滅。根来寺を離れた専誉僧正が奈良の
長谷寺で「豊山派」を興し、
長谷寺が総本山となります。
5. 江戸時代における発展:江戸時代に徳川綱吉の母・桂昌院の発願で創建された護国寺が、関東での布教拠点となり、豊山派は関東地方に多くの末寺を増やし、隆盛を極めました。