曹洞宗(そうとうしゅう)
鎌倉時代の13世紀(1228年頃)に、道元(どうげん)が中国から日本に禅の教えを伝えたのが始まりです。その後、14世紀に瑩山(けいざん)が全国へ広め、基礎を築きました。
お題目
「
南無釈迦牟尼佛(なむしゃかむにぶつ)」です。これは読経を始める前などに唱えられ、開祖である
道元禅師が本尊として仰いだ
釈迦牟尼仏に帰依する意味が込められています。
念仏のように繰り返し唱えるのではなく、読経の導入として唱えるのが特徴です。
開祖:鎌倉時代に
道元禅師によって中国から伝えられた日本の
禅宗の一派です。
道元禅師(高祖)と
瑩山禅師(太祖)の両祖を仰ぎ、お釈迦様と合わせて「一仏両祖」としています。
本尊:
お釈迦様
本山:福井県の
永平寺・神奈川県の
總持寺
日常生活すべてを坐禅と同じ価値を持つものと捉え、ただひたすらに坐る「
只管打坐(しかんたざ)」の実践を通じて仏の悟りを得ることを目指します。
坐禅(只管打坐):身体を整えて坐禅を行うことで、心と身の調和を図り、坐禅している姿そのものが「仏の姿」であると自覚することを重視します。
「
看話禅」の
臨済宗とは異なり、黙して坐禅に徹する「
黙照禅」で各自が悟りを開いてゆく。
瑩山禅師(太祖)が全国に広めた:
道元禅師の教えを全国に広め、曹洞宗を大衆に根付かせました。
一仏両祖:
道元禅師と瑩山禅師は、お釈迦様とともに「一仏両祖」として崇められています。
宗旨・教義
坐禅が中心:身と心を整え、無心で坐禅を行う修行を重視し、この「坐る」という行為そのものが「仏の姿」であると説いています。
只管打坐(しかんたざ):何か目的を達成するための手段としてではなく、ただひたすら坐ること自体に悟りの意味を見出します。
日常生活が修行:
道元禅師は、坐禅だけでなく、掃除や食事、挨拶など、日常生活のすべての行為に坐禅と同じ価値を見出し、ていねいに実践することを説きました。
大本山
永平寺:福井県に位置し、曹洞宗の修行の場として重要な役割を担っています。
大本山
總持寺:神奈川県横浜市に位置し、全国に教えを広める上で大きな役割を果たしています。
日本有数の仏教教団:多くの寺院数、僧侶数、そして多くの檀信徒がおり、日本三禅宗の一つに数えられます。
地方に広がる教線:地方の豪族や一般民衆の信仰を集め、全国に広まりました。
南無釈迦牟尼佛(なむしゃかむにぶつ):「お釈迦様に帰依します」という意味の仏教の言葉で、
禅宗(
天台宗、曹洞宗など)で読経の最初に唱えられる念仏や宝号です。サンスクリット語の「南無(namas>>)」は「帰依します」「全てお任せします」という意味で、「釈迦牟尼仏(シャーキャムニブッダ>>)」は
お釈迦様の尊称です。
- 道元禅師 :鎌倉時代、中国から「正伝の仏法」である曹洞宗の教えを日本に伝えた開祖です。
- 瑩山禅師(けいざんぜんじ):(1215-1325)道元禅師の教えを全国に広めた祖師で、道元禅師とともに「一仏両祖」と仰がれています。
- 黙照禅(もくしょうぜん)は、曹洞宗(そうとうしゅう)で重視される坐禅のスタイルで、公案(謎かけ)を用いず、ただひたすらに坐る「只管打坐(しかんたざ)」を指します。悟りや目的を求めず、坐禅すること自体が悟り(修証一等)であるとし、静かに座ってありのままの自分に気づく(照)修行法です。
- 長勝寺:青森県弘前市
- 中野不動尊・福島県
- 總持寺・神奈川県
- 文殊寺・埼玉県
- 茂林寺・群馬県
- 永平寺・福井県
- 足柄山聖天堂・静岡県
- 瑠璃光寺・山口県
- 善福寺 山田薬師・愛媛県
- 永勝寺・福岡県
- 第15番札所 薬王山 金色院 國分寺・徳島県