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名所めぐりは過去に行ったことのある土地の紹介です。

どこへ行ったのか忘れてしまうので独遊庵の名所めぐり

八槻都都古別神社(やつきつつこわけ)福島県東白川郡棚倉町

 伊勢神宮の分霊が奉納されているため、『東北のお伊勢さま』とも呼ばれる。拝殿にある神号は有栖川宮熾仁親王による書。
都々古別三社の一社で、江戸時代頃には「近津三社」(馬場都々古別神社・八槻都々古別神社・下宮近津神社)と総称された“中宮"にあたります。
縁起によれば、日本武尊(ヤマトタケル)が八溝山の「東夷」の大将を討った際、守護として現れた三神が建鉾山より箭(や)を放ち、箭の着いた場所を箭津幾(やつき)とし都々古別神社を創建したのがはじまりといわれています。
平安時代の『延喜式』に記載される白河郡の大社で、 古代から奥州の中心的神社として崇敬されてきました。
祭神は農業の神である味耜高彦根命と日本武尊を祭り、のちに武神が加わったものと考えられます。その年の新籾を藁苞に入れて(ツトッコという)奉納し、その折他のツトッコをいただいて帰る風習があったとされる霜月大祭御田植の神事(旧正月6日)等の存在は、農耕神の性格を物語っています。

建築・文化財: 八槻都都古別神社は文化財の宝庫で、特に以下が著名です。
■ 本殿(県指定重要文化財) 三間社流造を基調としつつ、奥行きを深く取る独創的構造 享保年間の再建で、江戸中期の代表的本殿建築
■ 随身門(県指定重要文化財) 八脚門形式 木鼻の獅子・象・虎・麒麟などの彫刻、蟇股の多彩な意匠が特徴
■ 国指定重要文化財 銅鉢(国重文) 木造十一面観音立像(国認定重要美術品)
■ 八槻家住宅(県指定重要文化財) 神社の官司を務めた家で、修験道の先達職も兼ねた歴史的住宅

社格等陸奥国一宮国弊中社名神
祭神: 味耜高彦根命日本武尊

創建:不明
ご利益:交通安全・五穀豊穣・家内安全

陸奥国一宮論争との関係 陸奥国一宮には諸説あり: 鹽竈神社(宮城) 都都古別神社(福島) 石都々古和気神社(福島石川町) このうち、 都都古別神社(近津三社)は「白河郡の古代中心地」という点で有力。 八槻はその中心的社格を担う。