但馬一宮の神社で、「いっきゅうさん」の呼び名で親しまれています。
泥海だった但馬地方を、瀬戸の岩山を開いて平野にしたといわれる天日槍(あめのひぼこ)命を祭神とすることから、国土開発の祖神として土木関係者から信仰を集めています。
『古事記』や『日本書紀』に記される渡来新羅王子の天日槍伝説の中心となる神社で、現在の祭神には天日槍が将来したという八種神宝の神霊および天日槍自身の神霊を奉斎し、地元では出石の開拓神としても信仰される。
古くから但馬国(兵庫県北部)では随一の神威を誇ったほか、中世・近世には但馬国の一宮にも位置づけられた、但馬地方では代表的な古社になる。
社殿は大正3年(1914年)の再建で、豊岡市指定文化財に指定されている。また社宝として、明治14年(1881年)寄進の脇差(国の重要文化財)のほか、歴代領主の甲冑や古文書などを伝世し、現在はこれらの多くが文化財に指定されている。
◎主祭神: 伊豆志八前大神; 天日槍命
◎創建年代は不詳ですが、但馬開発の祖神とされる新羅の王子、天日槍命(あめのひぼこのみこと)が垂仁天皇3年(西暦111年)に渡来し、この地を拓いたと伝えられています。
◎社格等:但馬国一宮・国弊中社・名神大社
◎ご利益:恋愛成就、家内安全、子宝、事業の成功、土木工事の安全
行ってみたい
*この伊豆志神社の八座の大神には娘がいて
伊豆志袁登売神(イズシオトメノカミ)というが、いろんな神々が妻にしたいと狙っていたも、だれも結婚できなかった。
そこに兄の
秋山之下氷壮夫(アキヤマノシタヒヲトコ)と弟の
春山之霞壮夫(ハルヤマノカスミヲトコ)という二名の神の兄弟がいて、兄は弟に伊豆志袁登売神(イズシオトメノカミ)に相手にされなかったのでお前が付き合えたら、着物全部脱いで、酒やご馳走やらをおごってやる。と言った。
弟は簡単だと言って、一部始終を母親に伝えると、母親は一晩のうちに藤葛で全ての衣類と弓矢を作り、弟に着させて伊豆志袁登売神(イズシオトメノカミ)の元へ送りだした。
家に着くと衣装や弓矢がすっかり藤の花が咲いた。その花咲き誇る弓矢を厠(かわや)(トイレ)に立て掛けておいた。
厠(かわや)(トイレ)で不思議な弓矢を見つけた伊豆志袁登売神(イズシオトメノカミ)は、それを持ち帰った。その時、弟は一緒に部屋に入り、子供を授かった。
兄に報告すると、兄は悔しすぎて自ら言い出したくせに約束を守らなかった。
弟がそのことを母親に嘆いたところ、母親は、「嘘をつくなんて人間みたいな真似するとは」と怒り、竹籠を作って兄に呪いをかけてしまった。
これで兄は8年もの間、重い病気で苦しんだ。
兄が母親に許しをこうて呪いの座においた籠を取って、やっと呪いは解け健康な体になった。