園城寺(おんじょうじ)三井寺(みいでら)滋賀県大津市園城寺町246
長等山園城寺(ながらさんおんじょうじ)、別称 :三井寺
長等山中腹に広大な敷地を有する。
日本三不動の一つである「黄不動」で知られています。
日本三名鐘:音色の美しさで知られています。
天智・天武・持統の三代の天皇の産湯として使われたとされる霊泉(井戸)が境内に湧き出ていることから「御井の寺(みいのてら)」と呼ばれ、それが転じて「三井寺」となったと伝えられています。平安時代には智証大師円珍によって中興され、
延暦寺(山門派)と並び立つ「寺門派」の大本山として繁栄しました。
・不死鳥の寺:比叡山延暦寺との対立(山門・寺門の抗争)や源平の争乱、南北朝の戦乱などにより、歴史上何度も焼き討ちなどの法難に遭いました。しかし、その都度不屈の精神で再興を果たしたことから、「不死鳥の寺」とも称されています。
- 宗派: 天台寺門宗
- 寺格: 勅願寺・総本山・四箇大寺
本尊: 弥勒菩薩(金堂に安置) 天智天皇が拝んでいたものと伝わる、わずか3寸2分(約10cm)の金銅仏です。古来より完全な「絶対秘仏」とされ、一度も公開されたことがありません。
・観音堂本尊:如意輪観音菩薩・観音堂は、西国三十三所巡礼の第14番札所です。こちらの如意輪観音は33年に一度だけ開扉される秘仏です。 - 開基: 大友与多王(おおとものよたおう・大友皇子の息子)
- 創建年: 672年(弘文元年)に大友皇子(弘文天皇)の皇子である大友与多王が父の菩提を弔うために創建しました。
中興年: 貞観元年(859年)
中興: 智証大師円珍 ・以後、延暦寺(山門)と園城寺(寺門)が対立し、天台宗は二派に分裂。
- 札所等: 西国三十三カ所第14番、西国薬師四十九霊場第48番(別所・水観寺)、近江西国三十三観音霊場第4番(別所・近松寺)・第5番、江州三十三観音第3番(別所・近松寺)・第4番、湖国十一面観音菩薩霊場第1番(別所・微妙寺)、びわ湖百八霊場第5番(別所・近松寺)・第6番、神仏霊場巡拝の道第147番(滋賀第15番)、 役行者霊蹟札所、日本三不動
- 文化財: 金堂、新羅善神堂、絹本著色不動明王像(黄不動)ほか(国宝)、大門、食堂、梵鐘ほか(重要文化財)、光浄院庭園、善法院庭園(国の名勝・史跡)
●主な見どころ
・金堂(国宝): 桃山時代を代表する大大型の仏堂建築で、豊臣秀吉の遺志を継いだ正妻・北政所(おね)によって再建されました。尊い国宝や重要文化財の仏像が多数安置されています。
・三井の晩鐘(重要文化財): 「日本三名鐘」の一つに数えられ、その音色の美しさで知られています。「近江八景」の一つ「三井の晩鐘」としても非常に有名です。
・弁慶の引摺り鐘(ひきずりがね):比叡山の弁慶が三井寺から奪って山の上まで引き摺り上げて撞いたところ、「いのーん(関西弁で帰りたい)」と響いたため、怒った弁慶が谷底へ投げ捨てたという伝説が残る傷だらけの古い鐘です。
・観音堂(札所): 西国三十三所観音霊場の第14番札所であり、本尊として如意輪観世音菩薩(秘仏)を祀っています。高台に位置し、琵琶湖や大津市街を一望できます。
・微妙寺(湖国十一面観音霊場 第1番) 十一面観音立像(重要文化財)を安置。
・仁王門・三重塔(重要文化財): 徳川家康によって移築された仁王門や美しい朱塗りの三重塔など、境内には貴重な歴史的建造物が点在しています。
・日本三不動「黄不動」:国宝に指定されている絵画「絹本著色不動明王像(黄不動尊)」があり、日本三大不動の一つ。
- 四箇大寺(しかのだいじ):中世(14世紀頃)に “日本を代表する四つの大寺” として特に権威を認められた寺院群の称号。国家的祈願・学問・軍事力(僧兵)・荘園支配などで突出した存在だった。東大寺・興福寺・延暦寺・園城寺(三井寺)
- 日本三不動尊:千葉県成田市の成田山新勝寺
- 日本三不動尊:熊本県熊本市の長寿寺(木原不動尊)
- 日本三不動尊:福島県福島市の大正寺中野不動尊
- 日本三不動尊:和歌山県高野山の赤不動明王院
- 日本三名鐘:平等院の鐘:姿(装飾)の美しさで知られています。
- 日本三名鐘:神護寺の鐘:銘文の美しさで知られています。
- 日吉大社
- 比叡山 延暦寺
- 近江神宮
- 建部大社