本文へスキップ

名所めぐりは過去に行ったことのある土地の紹介です。

どこへ行ったのか忘れてしまうので独遊庵の名所めぐり

神道とは・神社の格付社号と社格の違い、社号の種類、社格制度

神道には

皇室神道、教派神道、神社神道、民間神道など、さまざまな種類があります。
  • 教派神道:開祖の体験に基づく教えが根幹にあり、教団独自の神などが祀られている。黒住教神道修成派出雲大社教扶桑教実行教神道大成教神習教御嶽教神理教禊教金光教天理教など、明治政府によって認可された13派の神道教団
  • 皇室神道:四方拝や新嘗祭などの祭祀を行う皇室の神道で、天皇が祭司となり神に国家と国民の安寧を祈願する
  • 神社神道:一般的に神道と呼ばれるもので、主祭神の違うさまざまな神社が点在する
  • 国家神道 :明治時代以降に国が統制した神道で、国民を統合するための精神的な支柱として推奨された
  • 民間神道:制度化されずに民間で行われてきた神道信仰の習俗です。神社神道とは一体不離のものであった
神道の用語一覧

社格

神社の格付け・選定基準
  • 国史見在社:平安前期
    六国史(『日本書紀』『続日本紀』『日本後紀』『続日本後紀』『日本文徳天皇実録』『日本三代実録』)に社名が記載された神社。『延喜式(えんぎしき)神名帳』に記載されていない神社。
  • 延喜式 の式内社:平安中期(927年完成)
    官幣社・国幣社・大社・小社・名神大社。2,861社 3,132座(祭神数) が記載
  • 二十二社:平安後期
  • 神社本庁 の別表神社:現代

『延喜式』延喜式神名帳・式内社

延喜式(えんぎしき):平安時代中期にまとめられた格式(律令の施行細則)。中でも巻九・十は延喜式神明帳(えんぎしき じんみょうちょう)といい、当時「官社」に指定された神社の一覧が纏められた。
式内社(しきないしゃ)とは、 “国家が公式に認めた神社” として記載された神社の総称です。 日本の神社体系の中で、最も古く、最も権威ある国家公認リスト。全国 2861社
①名神大社(特別扱い)②その他の大社③小社

●式内社の分類
1. 大社・小社 最も基本的な分類です。
式内大社:492社(737座) 式内小社:2,369社(2,395座) 合計 2,861社(3,132座)
2. 名神大・名神小 朝廷から特別な奉幣を受ける「名神祭」の対象となった神社です。
名神大社 名神小社 ただし『延喜式』では「名神大」と記される例が多く、一般には総称して名神大社と呼ばれます。
名神大社(みょうじんたいしゃ) 大社の中でも特に重要な神社。 → 祈雨・止雨など国家的祈祷の対象 → 石上神宮大神神社伊勢神宮外宮などが該当。
3. 官幣・国幣 祈年祭などで奉られる幣帛の負担者による区分です。
官幣社(朝廷・国家が奉幣) 国幣社(国司が奉幣) これは明治時代の官幣大社・国幣中社などとは別制度です。

官幣社

国幣=地方の重鎮神社、官幣=皇室ゆかりという違い
官幣社とは、朝廷や国から幣帛(へいはく)や幣帛料を支弁されていた神社です。官社(かんしゃ)とも呼ばれました。 この社格制度は、大東亜戦争(太平洋戦争)後に廃止されました。
  • 大社:官幣社の中でも最も格式が高い神社の旧社格です。出雲大社宇佐神宮などが該当します。 官幣大社:61社
  • 中社 、23社
  • 小社 、5社
  • 別格官幣社 、28社

国幣社

国幣=地方の重鎮神社、官幣=皇室ゆかりという違い
明治維新以降に作られた神社の社格制度。 国庫から幣帛(へいはく)を奉った、官幣社につぐ社格の神社。この社格制度は、大東亜戦争(太平洋戦争)後に廃止されました。
  • 大社は、6社
    気多神社(気多大社) 石川県羽咋市 能登国一宮・名神大社
    大山祇神社 愛媛県今治市(大三島) 伊予国一宮・名神大社
    高良神社(高良大社)福岡県久留米市 筑後国一宮・名神大社
    多度神社(多度大社)三重県桑名市 伊勢国二宮・名神大社
    熊野神社(熊野大社)島根県松江市 出雲国一宮・名神大社
    南宮神社(南宮大社)岐阜県垂井町 美濃国一宮・名神大社
  • 中社 、47社
  • 小社
社格の序列:
伊勢神宮(別格)・官幣大社 > 国幣大社 > 官幣中社 > 国幣中社 > 官幣小社 > 国幣小社 > 別格官幣社

官国幣社 >官幣社(官から幣帛)と国幣社(国司から幣帛)を合わせた「官国幣社」の最上位に位置します。
府県社 > 明治4年(1871年)から1946年(昭和21年)まで存在した旧制度の社格で、府社(東京・大阪・京都)と県社(それ以外の県)の総称。
郷社 >郷村(一地方)の産土神(うぶすながみ)を祀り、村社よりも広い範囲の崇敬を集める中心的な役割を果たした社
村社 >明治時代から1945年まで続いた日本の近代社格制度における神社の等級(社格)の一つで、郷社の下、無格社の上に位置した小規模な神社です。主に村や集落の鎮守(氏神)として人々から崇拝され、市町村から幣帛(供え物)を受ける社
無格社>明治から戦前にかけての近代社格制度において、法的に認められた神社の中で村社より下の最下位(格付けなし)に位置した神社です。氏子を持ち鎮守として機能していましたが、政府からの供進(お供え)や税制上の優遇対象外でした。約6万社存在しましたが、明治末期の神社合祀政策で多くが廃社

名神大社(みょうじんたいしゃ)

日本の律令制下において、名神祭の対象となる神々(名神)を祀る神社である。 古代における社格の1つとされ、その全てが大社(官幣大社・国幣大社)に列していることから「名神大社」と呼ばれる 。224社(または226社)または306座(または313座)

名神祭(みょうじんさい)とは、平安時代の律令国家において、特に霊験が著しいと朝廷が認めた神々(名神)に対して行った特別な奉幣祭祀です。
通常の祈年祭や月次祭とは別に、 天変地異 疫病の流行 干ばつ 皇室・国家の重大事 などが起こった際、朝廷が神々の加護を祈るために幣帛(へいはく)を奉りました。
名神の成立 9世紀前半、特に平安時代初期になると、災害や疫病への対応として臨時に神々へ奉幣することが増えました。 そのうち特に霊験があると認められた神々が 名神(みょうじん) として扱われるようになります。

「二十二社」

二十二社」(にじゅうにしゃ)は、朝廷によって定められ、国家規模での災害があった場合に祈願を行う神社のこと。
名前の通り、22の神社が該当しており、格式の高い方から「上七社」(かみしちしゃ)、「中七社」(なかしちしゃ)、「下八社」(しもはちしゃ)という冠名が与えられました 。
上七社
伊勢神宮:三重県伊勢市
石清水八幡宮:京都府八幡市
賀茂神社:京都府京都市上京区・下京区(上賀茂神社下鴨神社
松尾大社:京都府京都市西京区
平野神社:京都府京都市北区
伏見稲荷大社:京都府京都市伏見区
春日大社:奈良県奈良市
中七社
大原野神社:京都府京都市西京区
大神神社:奈良県桜井市
石上神宮:奈良県天理市
大和神社:奈良県天理市
廣瀬大社:奈良県北葛城郡河合町
龍田大社:奈良県生駒郡平群町
住吉大社:大阪府大阪市住吉区
下八社
日吉大社:滋賀県大津市
梅宮大社:京都府京都市右京区
吉田神社:京都府京都市左京区
廣田神社:兵庫県西宮市
八坂神社:京都府京都市東山区
北野天満宮:京都府京都市上京区
丹生川上神社:奈良県吉野郡東吉野村
貴船神社:京都府京都市左京区

別表神社

神社本庁が定める神社で、神職の人事などにおいて特別な扱いをするために、一部の有力な神社を別表に掲げたものです。これは、明治時代に廃止された「官幣社」などの公的な社格制度に代わるものとして、第二次世界大戦後に定められました。現在は約350社

勅祭社(ちょくさいしゃ)

祭礼の際に、天皇から勅使(ちょくし)と呼ばれる代理の者が派遣される神社のこと
全国に十六社
鹿島神宮(茨城県)
香取神宮(千葉県)
明治神宮(東京都)
靖国神社(東京都)
氷川神社(埼玉県)
熱田神宮(愛知県)
近江神宮(滋賀県)
橿原神宮(奈良県)
賀茂別雷神社(京都府)
賀茂御祖神社(京都府)
石清水八幡宮(京都府)
平安神宮(京都府)
春日大社(奈良県)
出雲大社(島根県)
香椎宮(福岡県)
宇佐神宮(大分県)

社号:社号は大きく分けて4つ

官幣社とは、朝廷や国から幣帛(へいはく)や幣帛料を支弁されていた神社です。官社(かんしゃ)とも呼ばれました。

一宮

ある地域の中で、もっとも格式が高いとされる神社のこと。
一宮の社格を冠する神社は、町の中心に存在していることが多く、古くから人々の信仰対象として祀られてきました。昔は県を「国」として数え、その国ごとに最も格式が高いとされる神社が一宮の社格を与えられた 。約108か所の一宮