| 天 | インド神話に登場する巨鳥ガルダを前身とする仏教の守護神です。仏法の守護神として知られ、天竜八部衆や二十八部衆の一尊として信仰されています。 インド神話のガルダ:迦楼羅の原型は、ヒンドゥー教の神々であるヴィシュヌの乗り物とされる巨大な鳥ガルダです。 迦楼羅の姿:多くの場合、頭が鳥で体が人間、大きな翼を持つ姿で描かれ、嘴が尖っています。 迦楼羅炎:口から吐く炎は「迦楼羅炎」と呼ばれ、不動明王の背後の光背の形として表されることもあります。仏教での役割 守護神:仏教の経典に登場する天竜八部衆の一員として、仏法と人々を護る役割を担っています。 煩悩を喰らう霊鳥:毒蛇(悪龍)を食うことから、衆生の「煩悩(三毒)」を喰らう象徴的な存在として信仰されています。 文化への影響 伎楽面:日本に伝わった伎楽では、鳥の顔をした迦楼羅の面が用いられました。 日本での伝承:かつて日本で信仰されていた天狗は、この迦楼羅が変形して伝わったものとも言われています。 |
| 天龍八部衆 | 八部衆または天龍八部衆は、仏法を守護する八尊の護法善神。本来は古代インドの神々である。十大弟子と共に釈迦如来の眷属を務める。仏教教典に早くから現れ、『法華経』などの顕教教典だけでなく、密教教典においても釈迦の説法の会衆として記載されている。 天(てん):欲界六天、色界十七天、無色界四天を主宰する神々の総称。 竜(りゅう):降雨を司る竜神。 夜叉(やしゃ):悪鬼、または仏教では仏法を守護する鬼神。 乾闥婆(けんだつば):天上楽神で、音楽を奏で、香を食べる神。 阿修羅(あしゅら):天に敵対する鬼神で、闘争を好む。 迦楼羅(かるら):鷲が神格化されたもので、竜を食べる伝説の鳥。 緊那羅(きんなら):天上歌神。 摩睺羅伽(まごらか):大蛇の神で、音楽神。 |
| ご利益 | 病除け、延命: 毒蛇を食べる姿から、病気を退け、寿命を長くするご利益があるとされます。 悪霊祓い、生霊返し: 悪霊や怨霊を退け、生霊を祓い返す、といったご利益があります。 雨乞い、雨止め: 雨を降らせたり、大雨を止めたり、家内安全、厄除けなどのご利益があります。 煩悩消滅: 毒蛇を食べることで、煩悩を消滅させるとも言われます。 |