第7代孝霊天皇の皇子で、四道将軍の一人として西道(吉備地方)に派遣された。鬼退治伝説「温羅討伐」により、桃太郎のモデル
・吉備津彦命(きびつひこのみこと)
・彦五十狭芹彦命(ひこいさせりひこのみこと)
・大吉備津彦命(おおきびつひこのみこと):
吉備津神社(岡山県)、
吉備津彦神社、
吉備津神社(広島県)
・五十狭芹彦命(いさせりひこのみこと)
・比古伊佐勢理毘古命(ひこいさせりびこのみこと)

吉備津彦命は
孝霊天皇の皇子
異国の鬼神が飛行して吉備の国にやってきた。彼は百済の王子で名を
温羅ともいい、吉備冠者とも呼ばれた。身長は一丈四尺(四・二メートル)。両眼は爛々と虎や狼のように輝き、ぼうぼうと伸ばした髪や髭は燃えるような赤。
「鬼ノ城」に拠り、数々の悪事を働いて民を苦しめていました。たまりかねた人々は大和朝廷に
温羅退治を申し出、さっそく武将が送り込まれましたが、温羅は神出鬼没にして変幻自在。武将はことごとく敗れ去ります。
そこで白羽の矢が立てられたのが武勇の聞こえ高い五十狭芹彦命、後の吉備津彦命でした。
「犬」のモデルとされる犬飼武、「雉」とされる留玉姫、「猿」とされる楽々森彦などの家来をつれて、吉備の中山に陣を張りました。
いよいよ
温羅との戦いが始まりますが、戦う激しさは雷のごとく、その勢いすさまじく、さすがの命も攻めあぐねた。
不思議なのは、命が射た矢はいつも温羅の投じた岩と噛み合っては落ち(矢喰神社)、なかなか勝負がつきません。

そこで命が一度に二本の矢を放つと、一矢が見事に
温羅の左目に命中。流れ出る血潮は川のように流れでました(血吸川)。さすがの温羅も戦うのを止め、雉に化けて山中に隠れますが、命は鷹となって追います。
追い詰められた
温羅は鯉に化けて血吸川に姿をくらませます。しかし命は鵜となって喰らいつき(鯉喰神社)、とうとう温羅は命の軍門に降り自分の「吉備冠者」の名を命に献上しました。これにより命は吉備津彦命と改称されこの地を統治するようになりました。
吉備津彦命を祀る主な神社は、岡山県にある
桃太郎伝説のモデルとなった吉備津彦命を祀っており、備中国と備前国の一宮として知られています。

*発祥地とされる複数の地域(岡山県、山梨県、愛知県、香川県など)ごとに、ストーリーや細部に違いが存在する。
1. 桃太郎の生まれ方
最も一般的な話では桃から生まれますが、地域によっては異なります。
・桃から生まれる: 標準的な桃太郎の話の形式です。
・桃を食べた老夫婦が若返り、授かる。この場合、子宝に恵まれて桃太郎が生まれるという設定になります。
・甕(かめ)、瓜(うり)、卵などから生まれる: 桃以外のものから生まれるバリエーションも存在します。
2. 物語の結末や目的
標準的な「鬼ヶ島での鬼退治」以外の結末もあります。
・鬼退治: 宝物を持って帰り、親孝行するという結末が多いです。
・嫁取り話: 鬼退治ではなく、最終的に嫁をもらう。
・海賊退治。
・鬼に宝物を奪い返され、桃太郎が負ける。
3. 地名との関連
各伝承地では、物語の要素が実際の地名や地形と結びついています。
・山梨県大月市: 犬目、鳥沢、猿橋といった、家来の名前の入った地名が残っています。
・岡山県: 吉備津彦命(きびつひこのみこと)による温羅(うら)退治の伝説が桃太郎の原型とされ、鬼の居城とされる古代山城の遺構などが残っています。
・香川県(女木島): 島内の洞窟が桃太郎の「鬼ヶ島」のモデルであるとされています。
桃太郎伝説のモデル:吉備津彦命は、桃太郎伝説の主人公のモデルとされており、勇猛果敢で、鬼を退治する力強い姿が想像されます。
温羅退治:吉備津彦命は、吉備国に現れた鬼、
温羅を退治したと伝えられています。この伝承は、吉備津神社に伝わる『吉備津宮縁起』に記されており、温羅の姿は「異国の鬼神」と表現されています。
伝承:吉備津彦命は、吉備中山の麓に茅葺宮を造って住み、281歳で亡くなり、中山山頂に葬られたと伝えられています。
- 7代孝霊天皇
- 温羅(うら):岡山県に伝わる伝説の鬼神で、吉備津彦命に討たれたとされる存在です。桃太郎の鬼の原型ともされ、単なる悪役ではなく、渡来人・英雄・土地神としての多面性を持ちます。百済(朝鮮半島)から渡来した王族・技術者
- 昔話:桃太郎
- 吉備津神社・岡山県 :桃太郎伝説の舞台となった「温羅退治」の地とされ、境内には温羅に関する伝説ゆかりの場所が残る。
本殿と拝殿は国宝に指定されており、その様式は「吉備津造り」と呼ばれ、翼を広げたような独特の形状をしている。
- 吉備津彦神社・岡山県 :備前国の一宮として、多くの人々の信仰を集めている。
夏至の日の出時には、太陽が正面鳥居の真正面から昇り、神殿の御鏡に入ることから「朝日の宮」とも呼ばれる。
境内には、亀島、鶴島、環状列石などがある。