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名所めぐりは過去に行ったことのある土地の紹介です。

どこへ行ったのか忘れてしまうので独遊庵の名所めぐり

丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)和歌山県かつらぎ町

紀伊国一宮 官幣大社、一宮、名神
全国に約180社ある丹生都比売神を祀る神社の総本社である。「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産の一つとして世界文化遺産に登録されている。
高野山麓の標高四百五十メートルに広がる天野盆地。作家・白洲正子が名著『かくれ里』の中で天上の「高天原」にもたとえ、いにしえには「天野原」ともよばれた、天野の里に創建された。
「丹」とは、辰砂(朱砂)の鉱石より採取される赤い顔料をあらわします。古来この丹には魔を退ける力があるとされ、貴ばれてきました。現在でも、神社仏閣を赤く塗り(丹塗り)、お祝い事に赤を用いるのは、この丹に由来します。丹生都比売大神は、この丹をつかさどり、その力であらゆる災厄を祓う女神です。
また、辰砂からは水銀を精製することができます。水銀は鍍金や医薬として用いられましたが、液体状の金属という特異な形状から、不老不死をもたらし、卑金属を金へ変えると考えられ、洋の東西を問わず神秘的な力をもつとされてきました。
1700年以上前に創建された。
主祭神: 丹生都比売大神; 高野御子大神大食津比売大神; 市杵島比売大神
ご利益は、あらゆる災厄を祓う。

弘法大師空海が高野山金剛峯寺を開いた際に地主神たる丹生都比売神社から神領を譲られた、とする伝説が知られる。
(817年)に空海は「南山の犬飼」という2匹の犬を連れた猟者に大和国宇智郡から紀伊国境まで案内され、のち山民に山へ導かれたという。説話における前者は高野御子神(狩場明神)、後者は丹生都比売神(丹生明神)の化身といわれる。丹生氏がもと狩人で神の贄のため二頭の犬を連れて狩りをしたという伝承があり、これが高野山開創に取り入れられたと見られている。
空海の死後、その弟子達により丹生都比売神社の神領はさらに高野山の寺領となった。


関連とご近所

  • 丹生都比売大神(にうつひめのおおかみ)は、天照大御神の妹神(稚日女尊とも称される)であり、あらゆる災厄を祓う女神として崇められています。古来より魔除けの力があるとされる赤い顔料「丹」を司り、水銀の精製や不老長生とも関連があるとされています。高野山開創にまつわる神話で弘法大師を導いたほか、鎌倉時代の元寇に際して神風を起こして元軍を退けたとされ、紀伊国一之宮に定められました。
  • 丹生都比売大神稚日女尊は、丹生都比売神社で共に祀られている神様であり、丹生都比売大神は主祭神、稚日女尊は妹神とされています。両神の関係は親子や姉妹のように密接ですが、その詳細は文献によって異なる場合もあるため、一概には言えません。
  • 高野御子大神(たかのみこのおおかみ) :丹生都比売大神の御子神です。白と黒の犬を連れた狩人の姿に化身し、弘法大師の前に現れたとされます。 この白と黒の犬に案内をさせ、弘法大師を丹生都比売大神の待つ天野の地へと導きました。 そのことにちなんで導きの神・みちひらきの神として信仰され、そのお使いの御神犬も「みちびき犬」として親しまれています。
  • 大食津比売大神 (おおげつひめのおおかみ)
  • 市杵島比売大神(いちきしまひめのおおかみ)
  • 金剛峯寺