古代日本における有力豪族の一つで、特に軍事・警護を担った氏族
• 起源
大伴氏は天孫降臨に随伴した神・
天忍日命(あめのおしひのみこと)を祖とすると伝えられています。
「伴(とも)」の名は、天皇に随伴し護衛する役割を象徴しています。
• 役割
・宮廷の警護、軍事、狩猟を担当。
・ 天皇の外征や祭祀に従軍し、武力を背景に大きな政治的影響力を持ちました。
・ 大伴氏の首長は「
大連(おおむらじ)」の官職に任じられ、
蘇我氏の「大臣」と並ぶ最高位の地位を占めました。

• 著名な人物
・大伴金村:6世紀の大連。百済に領土を割譲したことで失脚。
・大伴家持:奈良時代の歌人。『万葉集』の編纂者の一人とされ、文化的にも大きな足跡を残しました。
大伴氏の象徴性
• 武の氏族:蘇我氏(文官)に対し、大伴氏は軍事を担う「武官」の象徴。
• 天皇の護衛:
天孫降臨以来、天皇に随伴する「伴」の名が示すように、常に王権の守護者。
• 文化的影響:大伴家持による『万葉集』編纂は、武の氏族が文化の担い手にもなったことを示す。
- 大連(おおむらじ)とは、日本古代の官職・称号の一つで、特に有力豪族の首長に与えられた最高位の官名です。