天照大神が天の岩屋にお隠れになった時、無双の神力をもって、天の岩戸を開き、天照大神をお導きになった
・天手力男命(あまのたぢからおのみこと) 古事記:
神命大神宮那須別宮、
天手長男神社
・天手力雄命(あまのたぢからおのみこと)日本書紀:
雄山神社 前立社壇、
雄山神社 中宮祈願殿、
戸隠神社 奥社
天手力雄命(あまのたぢからおのみこと)は、日本の神話に登場する大力の神で、
天照大神が隠れた「
天の岩屋戸」をその力強い手で開いて大神を再び外へ連れ出したことで知られています。その名前の通り「手の力が強い男神」を意味し、力、開運、勝利の神として信仰されています。二度と
天照大神が岩戸の中に閉じこもらないよう、遠くに蹴り上げた岩戸が、戸隠山になったといわれる。

天手力雄命の主な功績と特徴
「天の岩屋戸」神話:天照大神が岩戸に隠れた際、大神が外の様子をうかがおうと戸を少し開けたとき、天手力雄命がその戸を力強く開け、天照大神を連れ出したとされています。
天孫降臨にも従う:その後、天孫である
瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の降臨にも従い、
佐那那県(さなながた)に鎮座したとされます。
「手の力が強い男神」の意味:その名前は文字通り「手の力(たぢから)が強い男神」を意味し、腕力・筋力を象徴する神として位置づけられています。
信仰と御利益
力の象徴:神話での役割から、力持ちの神、そして力強さや勝利を象徴する神として崇められています。
「障壁を取り除く神」としての役割:あちらとこちらを隔てる障壁を取り払う神とも解釈されており、心の闇や困難に立ち向かうための心の強さを与えてくれるとされています。
主な御利益:スポーツにおける勝利、開運招福、災難厄除け、技芸上達などが期待できます。
祀られている神社
戸隠神社 :長野県に位置する戸隠神社は、天手力雄命を主祭神とする神社の一つです。
伊勢神宮:伊勢神宮の内宮の相殿にも祀られており、日の神(天照大神)の復活に貢献した功績から、日の神とともに祀られています。
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あめのうずめ(天鈿女命)は記紀では天手力雄命の妻とはされていませんが、後世の神社伝承や民間信仰では夫婦神として祀られることがあり、「舞と力の対」として象徴的に結びつけられています。
