固有名ではなく“長剣の総称”であり、記紀には複数の異なる十束剣が登場
「十束(とつか)」=拳10個分の長さの長剣を意味する単位。
1.
天之尾羽張剣(あめのおはばり)/
伊都之尾羽張剣
•
イザナギが
迦具土を斬った剣。
•
建御雷の“父”としても登場する重要な霊剣。
• 黄泉国脱出の際にも使用される。
2.
天羽々斬剣(あめのはばきり)
•
スサノオがヤ
マタノオロチ退治に使った剣。
• オロチの尾にあった草薙剣に当たり刃が欠けたとされる。
• 現在は石上布都魂神社に祀られたと伝わる。
3.
大量(おおはかり)/
神度剣(かむどのつるぎ)
•
アヂスキタカヒコネが
アメノワカヒコの喪屋を切り倒した剣。
• 「十掬剣」として描かれる。
• 破壊・怒りの象徴的な場面に登場。
4.
布都御魂剣(ふつのみたま)/
韴霊剣
•
建御雷が葦原中国平定で使用した剣。
• 海上に逆さに突き立て、その切先に座して
大国主を威圧した。
• のちに
神武天皇へ渡り、
石上神宮に奉安される。