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名所めぐりは過去に行ったことのある土地の紹介です。

どこへ行ったのか忘れてしまうので独遊庵の名所めぐり

五伴緒(いつとものお/いつとものを)天孫降臨

邇邇芸命(ににぎのみこと)が高天原から葦原中国へ降りる際、天孫降臨に随伴した五柱の神々


天児屋命(あめのこやねのみこと)
布刀玉命(ふとだまのみこと)
天宇受売命(あめのうずめのみこと)
伊斯許理度売命(いしこりどめのみこと)
玉祖命(たまのおやのみこと)

 祭祀・芸能・工芸・政治を支える“国家創成の専門職集団”という構造
瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)の天孫降臨に際して随伴した五神、または「伴(とも)」「部(べ)」と呼ばれる職能集団を率いた「伴緒(とものお)」という官人を指す言葉です。

・氏族の祖神:これらの神々は、それぞれ中臣連(なかとみのむらじ)、忌部首(いんべのおびと)、猿女君(さるめのきみ)、鏡作連(かがみつくり)、玉祖連(たまのおや)の祖神(遠い祖先の神)とされています。

・職務の分担:彼らは「伴緒」として、特定の職能を持つ氏族(部)を率い、祭祀(アメノコヤネ)、祭具(フトダマ、アマノウズメ)、呪術・芸能(アマノウズメ)、鏡作り(カガミツクリ)、玉作り(タマノオヤ)といった神事や職務を世襲的に分掌する集団の長であったとされています。
 
・「伴緒」という言葉の意味
職官名:大和政権における職官名で、「伴(とも)」とは官人であり、それに従属する「部」を率いる者を指します。
統率者:伴を統率する者を「伴緒」と呼び、これは「伴造(とものみやつこ)」に近い言葉です。
負名氏の自負:『万葉集』にも「名に負う伴緒」と詠まれ、朝廷の職務を世襲的に分掌する「負名氏(なおいのうじ)」としての誇りを示す言葉としても用いられています。

関連

  • 伊斯許理度売命(いしこりどめのみこと)は、鏡作の祖神(女神)です。天照大御神天の岩戸に隠れた際、八咫鏡(やたのかがみ)を鋳造し、神々を招き戻す重要な役割を果たしました。金属加工、鋳造、研磨の神として信仰され、鏡作連の祖
  • 玉祖命(たまのおやのみこと)は、勾玉(まがたま)や管玉(くだたま)を作る「玉造部」の祖神です。天照大御神が天の岩戸に隠れた際、三種の神器の一つ「八坂瓊曲玉(やさかにのまがたま)」を製作し、天孫降臨の際にも随伴した、工芸・祭祀の神様として知られます。