日本神話に登場する女神で、国生みと神生みを行った神様
伊邪那美命(いざなみのみこと)古事記:
多賀大社、
石鎚神社中宮成就社、
英彦山神宮
伊弉冊大神(いざなみのおおかみ):
神魂神社
伊邪那美尊(いざなみのみこと):
御岩神社、
霧島東神社
伊弉冉尊(いざなみのみこと):
伊弉諾神宮、
愛宕神社、
白山比咩神社、
伊佐須美神社
伊弉册尊(いざなみのみこと):
三峰神社
伊弉冊尊(いざなみのみこと):
玉置神社、
波上宮
筑波女ノ神(つくばめのおおかみ):
筑波山神社
熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ):
熊野速玉大社、
熊野那智大社
イザナギとイザナミは日本を作り、八百万の神を生んだ
天照大神や
スサノオノミコトに繋がっていく。
神世七代の最後にイザナギと共に生まれた。二人は海原に降り、オノゴロ島を作り、そこに神殿を建てて、
柱の周囲を回って出会い、交わってまず日本の島々を作った。
このオノゴロ島、現在の淡路島近郊の島という説もある。
国を生み終えた二人は、続いてたくさんの神々を生んだ。
家宅を表す神、風の神・木の神・野の神といった自然にまつわる神々。
最後に、火の神である
火之迦具土神ヒノカグツチを産んだ時イザナミは陰部(産道)に大火傷を負った。
病床に伏せたイザナミが吐いた吐瀉物からも、糞尿からも神が生まれていく。
イザナギとイザナミが生みだした島は全部で十四、神は三十五神にもなった。
イザナミの死体は出雲と伯伎(ははき)の境にある比婆の山に葬った。

三柱の天神たちは、「まだ脂のように漂っている地上を固めて人が住めるように作り上げよ」と言って
イザナギとイザナミに「天沼矛(アメノヌボコ)」を授けて、その仕事を命令した。

イザナギとイザナミは天浮橋に立って、脂のように漂中へ「天沼矛(アメノヌボコ)」を突き刺し「こおろこおろ」と海をかき混ぜて引き上げ、矛の先から落ちる潮が固まってできた島を『オノゴロ島』と呼ぶことにした。
イザナギ・イザナミはこのオノゴロ島の上に降り立って太い柱を立てて大きな御殿を建てた。
そして、イザナギはイザナミに「あなたの身体はどのようにできているのか」と聞いた。
するとイザナミは「私の身体はこれで良いと思うほど出来上がってるけど、充分でないところがある」と答えた。
イザナギは「俺の身体もできあがってるけど、1か所だけ代部だと思う部分がある。
そこで私の余った部分をお前の体の書けてる部分に差し込んで、国を生もうと思うのだが」と訪ねてた。

イザナミが同意すると、イザナミは柱の右からイザナギは左から回り始めたが『あなにやしえをとこを(あぁ、何と言ういい男か)』とイザナミが言い、『あなにやしえお
とめを(あぁ、何と言ういい女か)』とイザナギが言ってまぐわり子どもを産んだ。
しかし、初めに生んだ子どもは骨のない「
水蛭子(ヒルコ)」だったので、水蛭子(ヒルコ)は流して捨ててしまった
次に生まれたのが淡島、だったが御子には数えない。
天つ神に相談すると、最初に女であるイザナミが声を掛けたのが良くない、やり直すようにと言われたので、今度はイザナギが初めに『あぁ、何ていい女』と声を掛けて、次にイザナミが「ああ、なんてすてきな男」と言い終えてからまぐわった。
そして次々と国を生んだ。
八つの島が生まれたから、日本は「大八島国(おおやしまくに)」と呼ぶ。
その後も国を生んだ。国を生み終えた二人は、次に神々を生んだ。
最後に、火の神である
火之迦具土神(ヒノカグツチ)を産んだ時イザナミは陰部(産道)に大火傷を負ってしまった。

病床に伏せたイザナミが吐いた嘔吐物からも、糞からも神が生まれていく。
最後の
和久産巣日(ワクムスビ)の神の娘が、
豊宇気毘売(トヨウケビメ)の神として知られ、食物を司っている女神。
イザナギとイザナミが生みだした島は全部で十四、神は三十五神にもなった。
その後、イザナミは傷が重くなり、死んでしまった。
イザナミの死体は出雲と伯伎(ほうき)の境にある比婆の山に埋葬した。
しかし妻の死で、怒ったイザナギは十拳剣(とつかのつるぎ)で
火之迦具土神ヒノカグツチ)を切り殺してしまった。
その十拳剣についた血などからもたくさんの神が生まれた
イザナギは、イザナミを取り戻すため黄泉国へ向かった。

黄泉国へ着くとイザナギは、扉の向こうにいるイザナミに向かって「まだ国つくりは完成していない、お前の助けが必要だ」と話しかけた。
イザナミは、「黄泉の国の不浄なものを食べたから、生き返れないけど、黄泉の神と相談してみるから、戻るまでは絶対に私の姿は見ないように」と答えた。
イザナミがなかなか戻ってこないので、イザナギは待ちかねて中へ入ってしまった。
するとそこには、腐りかけた恐ろしい姿のイザナミがいた。
イザナミは「恥ずかしい姿を見たな」と口惜しげに叫んだ。
怖くなったイザナギは出口へと走って逃げた。
イザナミは怒って
黄泉醜女(よもつしこめ)にイザナギのあとを追い掛けさせた。
イザナギは自分の髪飾りを黄泉醜女(よもつしこめ)に投げつると、そこからブドウの木が生えた。
黄泉醜女(よもつしこめ)がブドウを食べるのに夢中になってる隙に走って逃げた。
あっという間にブドウを食べ終わった黄泉醜女(よもつしこめ)が、また後を追い始めた。
イザナギは、髪に挿していた櫛の歯を折って投げつけたら、今度はそこからタケノコが生えてきた。
黄泉醜女(よもつしこめ)がタケノコに夢中になっ食べている隙にまた走って逃げた。
イザナミは、怒り狂い7人の雷神と黄泉の軍勢1,500人にイザナギを追わせた。
イザナギが現世と黄泉の国の境目にある黄泉比良坂(よもつひらさか)という坂まで辿りついたとき、桃の実を3つ雷神に投げつけたところ皆逃げて行った。
すると、ついにイザナミ自身が追い駆けてきたので、ものすごい重さの岩を坂に置いて、道を塞ぎ、岩を挟んでイザナミに離縁を言い渡した。
この言葉を聞いたイザナミは、「あなたの国の人々を一日に千人絞め殺してしまいましょう」と言い、
イザナギは、「ならば私は一日に千五百人ぶんの産屋を建て子供を産ませましょう」と返し。

このようなことで一日に必ず千人が死に、一日に必ず千五百人が産まれるようになった。
イザナギは黄泉の国で穢れた身を清めるため阿波岐原(あわぎはらへ向かい、海に近い河口でで禊をすることにした。
すると身に着けていた衣服などからも神様がうまれるし、清めている間にもいろんな神様が生まれた。
そして最後に、イザナギが左の眼を洗うと
天照大御神(アマテラス)が、次に右の眼を洗うと
月読命(ツクヨミ)が、最後に鼻を洗うと
須佐之男命(スサノオ)が生まれた。
八雷神(やくさのいかづちのかみ)は、八柱の雷神で、伊邪那美命が火の神・
軻遇突智(カグツチ)を産んで死んだ際、その屍体から生まれたとされる神々。
| 部位 |
神名 |
意味・象徴 |
| 頭 |
大雷(おほいかづち) |
最も強力な雷の神 |
| 胸 |
火雷(ほのいかづち) |
雷の炎を司る神 |
| 腹 |
黒雷(くろいかづち) |
雷鳴時の暗闇を司る神 |
| 陰部 |
析雷(さくいかづち) |
陰部に宿る、雷が物を裂く様を司る神 |
| 左手 |
若雷(わかいかづち) |
若々しいエネルギーの雷 |
| 右手 |
土雷(つちいかづち) |
土に還る雷 |
| 左足 |
鳴雷(なるいかづち) |
響き渡る雷鳴 |
| 右足 |
伏雷(ふすいかづち) |
雲に隠れて光る雷 |
- 伊弉諾尊(いざなぎのみこと)夫
- 菊理媛命(くりひめのみこと)仲裁役
- 大山津見神(おおやまつみのかみ)子
- 火之迦具土神(ヒノカグツチ)
- 和久産巣日(ワクムスビ)は、穀物と養蚕の神様です。イザナミが火の神カグツチを生んだ後の尿から生まれた神で、体から蚕や桑、五穀が生まれたとされます。字義通り「若々しい生成力」を意味し、穀物の生育を司る神として、豊穣を願う信仰の中心となっています。
『古事記』では、伊邪那美命(イザナミ)が火の神迦具土神(カグツチ)を産んだ後、病床に伏してその尿から生まれたとされ、水の神である弥都波能売神(みつはのめ)に次いで化生しました。
- 弥都波能売神(みつはのめ):『古事記』では、イザナミが火之迦具土神を産んで陰部を焼かれ、苦しむ中で漏らした尿から生まれた神
- 黄泉醜女(よもつしこめ)とは、黄泉の国の住人:黄泉の国で生者の侵入を阻む役割を持つとされる怪物、または神です。
- 伊佐須美神社・福島県
- 筑波山神社・茨城県
- 御岩神社・茨城県
- 三峰神社・埼玉県
- 白山比咩神社・石川県
- 多賀大社・滋賀県
- 熊野速玉大社・和歌山県
- 熊野那智大社・和歌山県
- 玉置神社・奈良県
- 愛宕神社・京都府
- 伊弉諾神宮・兵庫県
- 神魂神社・島根県
- 石鎚神社中宮成就社・愛媛県
- 高千穂峰 天逆鉾・宮崎県
- 霧島東神社・宮崎県
- 波上宮・沖縄県
